loader image

コーチ通信【26年10月20日号】

ワークが終わった。その次は?

北辰中の定期テストまで2週間を切りました。どれだけ準備しても「このままで大丈夫かな…?」と、勉強の進め方が気になる時期だと思います。今回は、最近教室で見ていて気になっていることから、勉強のやり方・向き合い方について考えていきます。

まずは、ワーク(問題集)の話。

ワークというと、代表的なのが塾ワークや学校ワーク。では「ワークが終わった」とは、どういう状態でしょうか。最後まで解いた。○×をつけた。間違えたところに正解を書きこんだ。それだけで「バッチリ!」と思い込んではいないでしょうか。

確かに全部終わっていれば、提出物としては完成かもしれません。でも、その間違えた問題がテストに出た時、自分の力で解けるかどうか。ここが重要です。

以前の通信でも紹介しましたが、ワークを解いたら、必ず間違えた問題の通し番号に×印をつけるように習慣づけましょう。2周目に入った時、苦手な問題だけ効率よく復習することができるからです。そして再び間違えたら、×印を追加して、また解き直します。考えなくても自動的に復習できるような仕組みを作っておくと、行動しやすくなります。

また、調べ学習をする時は注意してください。教科書や説明を見ながら解いた状態だと、本当に理解できているかどうか不明です。その場合、◯の問題でも次の日など少し間をあけて解いて、身につき具合を確かめてください。間違えたら同様に、✕印をつけます。

もし今の段階でテスト範囲が終わっていなかったら、理解は70~80%でも構わないので、立ち止まらずにサッと1周します。その後、✕印の中でも得点が取れそうな単元や問題に的を絞って、そこをくり返します。どこで得点を取るか、作戦を立てて取り組むのが大事です。よくわからなかったら、すぐに相談に来てください。

ちなみに、小学生も同じです。ワークを何ページも進めることは立派ですが、○×を後回しにすると、同じ間違いを続けます。1ページごとに答え合わせをして、間違いを確かめる。この手順を大切にしてください。

練習中に×がついても、全く気にしなくてOK。今の内に見つかって良かった。そう思いましょう。その×を、次には○に変えるために努力するのが、勉強です。

頑張っているのに、前ほど伸びない。

勉強を始めた頃は、覚えたことや練習したことが次々と得点につながり、面白いように伸びることがあります。ところが、ある程度まで来ると、同じように頑張っても結果が動かなくなることがあります。

これは、自然なことです。教科書レベルの基本問題が占める割合は、テスト全体のおよそ6~7割。そのため、多くの人が7割を超えたあたりから「あれ、同じように伸びないぞ…」と感じるのです。

これは頭ではわかっていても、なかなかしんどいものです。真剣に頑張っている人ほど「これだけやっているのに、なんで」と思うはずです。見守る保護者の方も、何と声をかければ良いか迷うと思います。

まず確認したいのは、今と同じ負荷をかけ続けて、勉強のペースが保てるかどうかです。

睡眠を削っていないか。無理に予定を詰めこみすぎていないか。頑張り続けて疲れ切っているなら、さらに課題を足す前に、休息を含めた時間の使い方の調整が必要です。勉強はマラソンのようなもので、ずっと続きます。全力で、無限に走り続けることはできません。それを理解した上で、次に勉強の中身を見直します。

基本問題の取りこぼしが多い時期と、高得点からさらに上を目指す時期では、必要な練習が変わります。いま伸び悩んでいるとしたら、覚えることを増やせば良かった段階から、解く速さや正確さ、難しい問題への対応を磨く段階へ進んでいるかもしれません。

6月号では、問題をA・B・Cに分ける話をしました。「よくわかる問題はA」「考えて解ける問題はB」「理解しにくい問題はC」といった具合です。

Aは、速く正確に解く。Bは、くり返してスラスラ解ける問題に変える。Cでずっと止まってしまうなら、飛ばして後で先生に質問する。全部に同じ時間をかけるよりも、今の自分ができることに専念して、そこにたくさん時間を使いましょう。決して、難しい問題ばかり解くことが得点アップにつながるわけではありません。

また、点数だけでは見えない変化もあります。以前より計算が速くなった。前に間違えた漢字が書けた。解説を見ずに解き直せた。そういう変化も、大事な成長です。「自分の限界かな」と結論を出す前に、今までどれだけ成長したのか思い返し、頑張った自分を認めてあげましょう。出来ることを一つずつ増やせば、いつか得点にも変化があらわれます。

ご家庭でも、頑張っているのに結果が出ず困っている時は、相談してください。ワークや答案を見ながら、何を続けて、何を変えるか。一緒に整理します。

目標がないと、勉強できない?

ここ数年「目標がないから、やる気が出ない」という人が増えて来たように感じています。

行きたい高校が決まらない。将来やりたいことも、まだわからない。だから勉強に気持ちが向かない。入れる高校や大学でいいから、これ以上頑張る気がおこらない。そのような状況です。

最初から大きな目標がなくてもOKです。

「小テストで、コツコツと満点を目指す」
「学校で進んだ分だけ、欠かさず塾ワークを埋める」
「今週中に、この単元の×を○にする」

そのくらいでも十分なので、自分で一つ選んで、取り組んでみましょう。遠くの目標が見えない時は、近くの目標から始めると、だんだん大きな目標に手が届くようになってきます。

進路については、考える材料を増やすことも大切です。高校を見に行く。先輩に話を聞く。少し気になった仕事を調べる。知らないものを目標にするのは難しいので、まず知ることから始めれば良いのです。

一方で、「目標がない」のではなく、「言い出せない」場合もあるかもしれません。

行ってみたい高校はある。でも、今の成績では無理と言われそう。やってみたいことはある。でも、笑われたら嫌だ。そんな気持ちが隠れている可能性もあります。

お子さんが進路や将来の話をしてくれた時は、すぐに実現できるかを判断せず、「どうして気になったの?」と聞いてみてください。本人も、話しているうちに考えがまとまることがあります。

大人が目標を用意しすぎず、本人の関心を一緒に探す。そして、目標を探している間も、今日できることを進めておく。後から「ここに行きたい!」が見つかった時、今の積み重ねが役に立ちます。

3時間で何ができるようになった…?

最近、勉強時間そのものが目的になっている人についても、気になっています。

「今日は3時間やりました。」

確かに、よく頑張っていると思います。必要な練習が足りていない人は、まず勉強時間を増やすことが大事です。勉強の仕方を教わっても、実際に練習しなければ身につきません。

ただ、時間を確保できるようになった人は、もう1段階レベルを上げて考えてみましょう。「その3時間で、何ができるようになったか?」と。

決めた時間が過ぎるまで机に向かって、時間になったら終了。そのような勉強の仕方になっていたら、もったいないです。以前の通信で、「2時間勉強するなら、30分ずつ4つに分けてテーマを決める」という話をしましたが、今回は、そこからもう一歩。「時間内に何をやり切るか」まで決めてみましょう。

ここで活用したいのが、「締め切り効果」です。締め切りがあると、残り時間を意識して、進め方を考えるようになることがあります。英国の歴史学者パーキンソンは、こんな言葉を残しています。

仕事は、完成のために与えられた時間を満たすまで膨張する。
 ― C・ノースコート・パーキンソン

【パーキンソンの法則】として知られる言葉です。時間に余裕があると、その分だけ仕事を長引かせてしまう。勉強についても、全く同じことが言えます。

例えば、「30分で、間違えた5問を自力で解けるようにする」と決めたとします。最後の10分を解答・見直しに使うとすると、残りは20分。したがって、1問を4分以内に解く意識で取り組むことになります。

おそらく最初は、決めた通りに進まないと思います。時間が足りなくなったり、逆に余ることもあるかもしれません。それでも続ける内に精度が高くなり、同じ3時間でも達成する内容に大きな違いが生まれるはずです。

またこれは、テスト本番の時の感覚に近いものがあります。制限時間の中で答案を仕上げ、何点取れるかの勝負をするのが、テストだからです。日頃から時間を意識して勉強している人の方が、本番で実力を発揮しやすいのは言うまでもありません。ミスが多くて悩んでいる人は、ぜひこの勉強法を取り入れてみてください。

ご家庭でも、時々「今日は何ができるようになった?」と聞いてみてください。すぐに答えられなくても、問い詰める必要はありません。本人が勉強の中身を振り返るきっかけになれば十分です。

小学)9月ワークページ数RANKING。

  1. YKさん⑥ 106ページ 3連続☆☆☆
  2. TAさん④ 100ページ
  3. MYさん⑥ 100ページ
  4. SNさん⑥ 78ページ
  5. IYくん⑥ 64ページ

YKさんが3連続1位!またTAさんは初の100p到達!凄いです。上位の人は、本当によく学習が習慣づいてきました。この調子で学習量を積み重ねて、次は「ワーク1ページから何を学んだか」まで追究できると良いですね。期待しています。

各種イベントについて。

定期テスト直前につき『にちべん』を10/18.25(日)に実施します。中3は引き続き『土曜講習+連続模試』を土曜日に実施します。また『学力テスト+』を11月9日の週に実施予定(申込者のみ)です。

今後のスケジュール

10/18(日)中学:にちべん①
 /24(土)中3:土曜講習④
 /25(日)中学:にちべん②
 /31(土)中3:土曜講習⑤
11/7(土)中3:土曜講習⑥
 /9(月)~申込者:学力テスト 実施週
 /14(土)中3:土曜講習⑦
 /21(土)中3:道コン
 /28(土)中3:土曜講習⑧
塾の日々
個別指導北大コーチ