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コーチ通信【22年9月20日号】11月定期テストに向けて

11月定期テストに向けて

どうも夏休みが入ると時間の感覚がおかしくなってしまいますが、実は定期テストまで、2ヶ月を切っていいます。

教室のみんなの様子を見ていると、変わらずにペースを保って勉強している人もいれば、「そろそろ本気でやらなきゃ!」と猛ダッシュする人も出てきました。空気感が、少しずつ定期テスト前のそれに近づいてきましたね。

このタイミングで、定期テストに向けた勉強の流れを確認しておきましょう!

3週間前の定期テスト範囲完成

夏休み明けすぐに、iワーク進度表の後半バージョンを配りました。11月頭が定期テストの実施日なので、その3週間前に試験範囲が終わるようにスケジュールを組んでいます。

スケジュールに遅れないように、まずは塾プリントで数学・英語中心に予習を進めます。その後は、進んだ分だけiワークも埋めていきます。

スケジュールから2週間以上遅れたら、黄信号。通い放題コースの人は、毎日でも塾に来てブーストをかけましょう。週2回の人は、テスト前だけ通い放題に変えることもできるので、ぜひそうしましょう。

目標点を決める

テスト3週間前を迎えるタイミングに合わせて、目標点を決めます。その際には、前回は何点だったのか、反省点・改善点は何だったのかを振り返ります。

ただ「400点を超えたい」と言うだけなら、誰にでもできます。大事なのは、400点を超えるために何をするか考え、行動に移すことです。

  • 1週間早く試験範囲を完成させる
  • 学校ワークを4周くり返す
  • 教科書の欄外まですべて目を通す

といったように、具体的に行動まで落とし込むことを想定して、目標点を考えましょう。

3週間で3周以上復習

定期テスト3週間前からは、復習の勉強に移ります。その時に取り組むのは、以下のポイントです。

  1. 学校ワークを仕上げる …提出に備え最優先
  2. iワークを3〜4周くり返す …的を絞り完璧に
  3. 塾プリントをくり返して仕上がりをチェックする
  4. 学校の教科書&ノートを何度も見直す

テストが近づくほど気持ちがあせりますが、そういう時こそ「決めたものをくり返す」のが大事で、色々なものに手を出すのは一番やってはいけない方法です。

また、おろそかにしてはいけないのが「学校の勉強」です。iワークや塾プリントは優れた教材ですが、学校の授業で使っているのは【教科書・ノート・ワーク】の3点セットです。もし手が回らない状況に陥ったら、この3点を最優先しましょう。

いずれにせよ、復習を十分にするためには、予習が十分に進んでいることが大前提です。テスト直前の勉強よりも、目の前の勉強の方が圧倒的に重要ということです。皆さん、気を引き締めて取り組みましょう!

中3:学力テストABCがスタート

中3の学力テストAが、9月14日(水)に実施されました。学力テストは、入試と同じ100点満点(5教科500点満点)で作られた、学校で行われる模試のようなものです。成績には反映されませんが、志望校を決めるデータとなってきます。

ところがこの学力テスト、入試を想定して作成されているはずなのに、入試と傾向が同じとは限りません。何の事か「???」となってしまいますよね。加えると、難しさも年によってバラバラなので、何点とれば志望校の合格ラインなのか、それもよくわからない代物だったりします。

問題の質、データの価値といった意味では道コンの方がよく分析されているので、志望校や目標点を具体的に決める際は、こちらの方が優れています。(そのため塾では、秋だけで4回模試を実施しています)

したがって、学力テストは志望校を判断するために活用するよりも、A→B→Cの3回を通して、中1〜中3の習ったところを復習するための機会として捉えたほうが、受験に役立ちます。毎回の学力テストを小さな入試だと思って、自分の受験勉強につなげていきましょう!

高校生、頑張っています!

高校生のテスト結果が返ってきました。

数年前までは『短冊』といって、点数・偏差値・順位等がすべて細長い紙に印刷されて渡されたのですが、最近は口頭で伝えるだけの学校・学年も増えてきました。(実に結果がわかりにくい…!)

そんな中、キラッと光る結果を残した高校生がいたので紹介させてもらいます。

★高2のNEさん
学年21位!部活と両立しながら数学で高得点を獲得し、見事、自己ベスト更新。

★高1のHHくん
学年11位!彼もまた、部活もありながらコツコツ勉強し、素晴らしい結果を残しました。

「中学生の時以上に、自分で考えて、自分から進んで取り組む姿勢が身についたなぁ…」と、いつも感心して見ています。背中で語ると言いますか、勉強の様子を後ろから見ているだけでも安心感が違います。

ここで紹介しておきたいのが【指定校推薦】という制度です。
特に私立高校で枠が広いのですが、評定平均(全教科の5段階の成績の平均)が4.0以上あれば、高校で持っている枠の中で推薦合格が決まります。公立高校の場合、指定校推薦の枠は狭いのですが、評定平均4.0以上あれば、自己推薦など選べる受験方法が増えます。

つまりこの二人は、受験学年を迎える前にして、他の受験生よりも有利に受験できる”切符”を手に入れたことになります。先の読めないコロナ禍において、推薦の可能性を得ておくのは賢明なことです。

北海道の受験シーンを見ていると、高校受験をピークに、高校へ入学してから手を休める人が多いように感じます。しかし実際は、高1から着実に勉強を重ねる方法が、一番賢く大学受験を乗り切る方法です。逆に最もコスパが悪いのが、高3になってから受験勉強をあわてて始める方法です。ともすれば「どこの高校に行く?」という話に偏りがちですが、このような事実も知っておいてください。

8月道コン表彰!

8月道コンの優秀者表彰に3名選ばれました!この3名には、道コンから賞状が進呈されました。

  • 中3 NTくん 5教科全道50位!
  • 小6 OBR-Hくん 5教科 全道31位!
  • 小6 OOT-Hくん 2教科 全道17位!(算国)

結果が素晴らしいのはもちろんですが、それに見合うだけの勉強をしているのも事実。この3人に共通しているのは、人の倍のペースで勉強が進むということ。

ここから彼らに追いつこうと思ったら、今の2倍勉強すること。2倍というのは、「速く解こう」とか「1日でたくさん勉強しよう」とかするのではありません。「今から始めよう!」とすぐ行動に移し、人より長く助走距離を取るのが正解です

次の道コンは1月の実施(中3を除く)です。12月頭に『カミングウィンター』を配るので、もらったすぐに取り組んで、3周以上くり返すことを目指そう!

数検の合格速報!

8月27日に実施した『数検』ですが、Webで合格速報が出ました。(賞状などは後日届きます)

  • 3級合格 OHくん
  • 5級合格 ESくん
  • 5級合格 TYくん
  • 5級合格 NKくん
  • 5級合格 YYくん
  • 6級合格 OHくん
  • 9級合格 YKくん
  • 9級合格 KHくん
  • 10級合格 NSくん
  • 3級1次合格 MKさん
  • 5級2次合格 THくん

合格した皆さん、おめでとう!そして、惜しくも届かなかった人は、次回また頑張りましょう。

今回実施した数検は8月の実施だったので、今の学年に合わせて受けた人は、半年以上も予習の範囲が含まれていました。それにも関わらず積極的にチャレンジした姿勢は、素晴らしいの一言です。

結局のところ、勉強で一番差がつく教科は数学です。こういった検定を機会にして、復習をしたり、予習を進めたりすることに大きな価値があります。2022年度はもう1回実施する予定です、ぜひご参加ください!

今月のボソッと│教室長 松浦

チーズはどこへ消えた?』は、私のお気に入りの本の一つ。薄い本なので、ちょっとした時間で読み切れるのが◎。ふと思い出した時に、くり返し読んでいます。

チーズとは自分が求めるものの例えで、それが永遠に手に入ると思い込む二人の小人と、変化を察知しすぐに動き出す二匹のネズミの物語。彼らの行動は四者四様で、目の前の幸せがどれだけ有り難いのか、チャレンジすることがどれだけ大切なのかを、読む度に気づかせてくれます。動けずに悩んでいる人に読んでほしい一冊です。

塾の日々
個別指導北大コーチ