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コーチ通信【22年10月20日号】11月定期テスト目前、後はやるだけ!

11月定期テスト目前、後はやるだけ!

早いもので、定期テストまで残り2週間(執筆時点)となりました。皆さん、仕上がりはどうでしょうか。

ここまでテストが目前になり、テスト範囲が確定してくると、毎日やることに追われて必死な状況になっているはずです。このタイミングで、テストまでにやるべきこと・考えることを整理しておきましょう。

やるものを絞ってくり返す

王道は【①学校ワーク ②塾のiワーク ③教室の塾プリント】の3つです。400点超えを本気で目指すなら、この3つをそれぞれ3〜4周くり返したいところです。

3点すべてに手が回らないのであれば、どれかに的を絞ってもOK。特に大事にしたいのが【学校ワーク】で、一番テストの得点につながりやすい教材です。

よくある失敗例が、薄く広く、全部を埋めようとするとする方法です。埋めることが目的になってしまっては、本末転倒。そうならないように、あえてやるものを絞り、くり返し解き直すようにしましょう。

得点につながりそうなものに絞る

勉強時間が追いつかなければ、目標点に合わせて自分の得意な教科や、あるいは得点しやすそうな単元に絞るのも大事なことです。

例えば数学なら、方程式の計算は全問正解するために力をいれるが、文章題の中でも難しい問題は飛ばすといった方法です。

他には、「成績が”4→5”に上がりそう」といった教科があれば、そこに力を入れるのもお勧めです。「成績があと○個上がれば、ランクが”D→C”に上がる」といったように、内申ランクを上げるための作戦とつながると、なお良いですね。見た目の得点だけにとらわれてはなりません。

一番大事なのは学校のもの

先ほど【学校ワーク】が大事と伝えましたが、学校の教科書や、学校のノートも忘れてはなりません。

それは当然で、定期テストを作っているのが中学校の先生なので、学校で使っているものから出題されやすい傾向があるからです。

勉強を続けていると、目の前の「ワークを解くこと」を意識するあまり、学校の勉強のチェックがおろそかになりがちです。テストが迫った今こそ、教科書の隅から隅まで読み込んだり、学校のノートを読み返して授業を振り返ったりすることが大事です。

テスト後で差がつくのだ。

定期テスト3週間前のタイミングで、前回6月の得点を振り返って、今回11月の目標点とこれからの勉強方針をみんなと話しました。

その時、勉強が思ったように進んでいない人には「テスト前3週間のこの時期に、過去を振り返っても意味がない。いまは出来ることだけ考えよう。」と伝え、勉強する内容の的を絞って、最低限やるべきことを示しました。例えば「iワークは数学と英語だけでOK、それ以外の教科は学校ワークだけでやろう」といったようにです。

みんなにはテストが終わった後、今度はこの言葉の逆の意味、「テスト3週間前までにもっと準備ができていれば、やれることがたくさんあった。」と考えてほしいと思っています。

定期テストのように範囲の広い試験は、結果の70%が準備で決まります。追い込みで影響するのは、全体の30%に過ぎません。

テストはまだ3ヶ月先だ。
部活で疲れた。
宿題に出ていないから、やらなくていい。

言い訳をして問題を先延ばしにした結果が、テスト直前になるとあらわれるものです。確かに目の前はやることを絞った方が得点が取れるのですが、絞った分だけ得点の伸びに限界があるのも、事実。100点満点のテストを、80点満点に削っているようなもので、問題の本質は解決できていません。

本当に今の現状を変えたいと思うなら、テスト後の取り組みを変えて、準備にもっと力を入れるべきです。特に次回2月の定期テストは、冬休みが明けてちょうど1ヶ月で試験日を迎えるので、年内11月・12月でどれだけ試験範囲が進められたかで勝負が決まります。

過去を振り返って、現在できることを変えれば、未来も変わります。今の行動がすべてです。テストの後のこと、頭の片隅に置いておいてください。

中3は模試とテストが続く。

中学3年生は、学力テストBが終わったタイミングですが、まだまだイベントが続きます。

10/22(土)【 塾 】学力C対策模試
10/29(土)【 塾 】受験対策土曜講習⑥
11/2(水)【学校】定期テスト ※一般的な予定
11/5(土)【 塾 】受験対策土曜講習⑦
11/10(木)【学校】学力テストC
11/12(土)【 塾 】受験対策土曜講習⑧
11/19(土)【 塾 】道コン
11月下旬〜【学校】三者面談=受験校決定

絶対に外せないのが、定期テストです。この定期テストで入試に使う内申点がほぼ決まるので、ランクが上がりそうな人は、どの教科で何点取れば良いのか作戦を立てる必要があります。

一方で、同時期に学力テストCがありますが、学力テストA/Bに向けて中1.2の復習をしてきたため、新しく中3で習った範囲に力を注ぐべきです。学力テストと定期テスト、両方の対策になります。

そして11/19(土)の道コン結果が11月下旬に出ますので、そのデータと学校の三者面談の話し合いを元に、11月下旬〜12月上旬に受験する高校が決まります。

願書を提出するのは冬休み明けなのですが、多くの人はそのままの志望校で進みます。イベントが続き時間が過ぎるのもあっという間だと思いますが、今頑張れば、自分の行きたい学校が受験できます。悔いの残らないようにやり切ろう!

※中1.2の皆さんへ、将来の自分の姿ですよ!

小)11月学力診断テストまで1ヶ月。

小学4.5.6年生を対象に、11月29日(火)〜12月3日(土)の期間で【学力診断テスト】を実施します。学力診断テストは、小学生版の定期テストだと思って実施しています。

残念ながら小学校のテストで100点を取っても、中学校のテストでは100点は取れません。100点どころか、50〜60点くらいしか取れないことも珍しくありません。そうなってしまう人の多くが、「小学校のテストで困っていないから、勉強は問題ない!」と勘違いしたまま中学校に進んでいます。

皆さんには、学力診断テストを通して、2つだけ意識してみてほしいと思っています。

まずひとつ目は、自分の立ち位置を知るということ。学力診断テストは【偏差値50=平均点】として、自分の実力がどの位置なのか、正確に知ることができます。偏差値50を超えていれば真ん中以上にいることがわかりますし、偏差値60が超えられたら色々な進路が選べるようになります。

2つ目は、✕の問題にしっかり向き合うこと。勉強ができるようになるというのは、✕の問題が○に変わるということです。普段から「ほーぷを解いたらすぐに○✕をつけよう!」と言っていますが、それと同じ。解くだけで終わってしまったら、効果は半分以下になってしまいます。

とはいったものの、1回や2回テストを受けただけで、これらのことがすぐに出来るようになるわけではありません。小学生の内に経験を積み、一歩ずつでも二歩ずつでも、自分らしく歩みを進めてくれたら十分です。わからないなりに、とにかくチャレンジすることに意味があると思っています!

頑張っているなぁ。

小2のWAくん。つい最近まで「帰るときにはイスを戻しなさい!」と言っていたのが、私が採点する時に「よろしくお願いします!」「ありがとうございます!」と挨拶ができるように。大人になりました。

小4のHKさん。わからないところを、わからないと伝えるのは勇気がいること。案外、わかったふりをして先に進んでしまいがちなものです。「先生、ここがわかりません」と質問できるようになりました。嬉しい変化ですね。

小6のTHさん。夏から勉強のペースが上がって、ついこの間、小6の算数をすべて予習で勉強し終えました。ほーぷもよく持ってくるようになったし、勢いづいています。さらなる活躍に期待!

中2のSTくん&SYくん。サッカー部がある日もない日も、毎日のように来て、プリントも塾ワークも学校ワークもめちゃくちゃたくさんやっています。それにつられてか、部活の後輩TYくんも「今日は20時過ぎなら行けます!」と少ない時間でも塾に来るように。根性あります、サッカー部。

中3のみんな。受験生らしい”気迫”を感じる今日この頃。学校が終わって早めに来ては遅い時間まで勉強、模試があって朝9:30スタートの日も、さらに残って勉強。たくましくなっています、テスト&模試は続きますが、やるだけやって乗り切ろう!

今月のボソッと│教室長 松浦

アンデシュ・ハンセン著『運動脳』。簡単にまとめると「習慣的な運動によりストレスや不安が解消され、学習能力が向上する」という話。

そういえば自転車通勤が始まって、ペダルをこぎながら考え事をする時間が増えたのに加え、スッキリと思考をめぐらせられることが多くなった。だから妙に納得感はあったが、壮大な理由づけが続くだけで、新しい発見や活かせる何かは少なかったかな…という1冊でした。

読書の秋、皆さんは本を読んでいますか。
オススメの本、募集中です。

塾の日々
個別指導北大コーチ