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コーチ通信【24年3月20日号】

どんな2月定期テストだった?

2月定期テストの正式な結果がわかりました。前の11月定期テストと平均点の差を比べて、どういう定期テストだったのか振り返ります。

北辰中2

国語数学社会理科英語合計
11月65.464.868.250.966.5318.7
2月59.872.572.959.663.8331.3
-5.6+7.7+4.7+8.7-2.7+12.6

数学・社会・理科の平均点が伸びたので、合計の平均点が+12.6点の331.3点と高めでした。平均320点が標準の難しさなので、それを上回った中2は易しめの回だったといえます。

そのため、学校ワークをとことんやりこんでいる人が得点を伸ばしたり、高得点を取っていました。逆に苦戦した人は、始めるのが遅く学校ワークがやり切れなかった人です。「わかる/わからない」という能力の差ではなく、明らかに準備で差がついています。取り組み次第でいくらでも結果が変えられる部分です。

また国語は暗記が求められる古文・漢文の出題が多く、理科は計算問題が多い天気・電流が範囲でした。平均点が60点を下回る難しい作りで、今後も似たようなテスト範囲の場合は注意が必要です。

北辰中1

国語数学社会理科英語合計
11月64.263.258.570.165.4324.6
2月54.762.569.756.664.0309.7
-9.5-0.7+11.2-13.5-1.4-14.9

社会の平均点が+11.2点の69.7点と、かなり高めでした。逆に国語が-9.5点の54.7点、理科が-13.5点の56.6点と、低めの平均点でした。その結果、合計の平均点が-14.9点の309.7点となり、かなり難しめの回だったといえます。

平均点が【6月341.5点→11月324.6点→2月309.7点】と続いて下がっており、経験が浅い中1にとって、今回の定期テストは初めて体験する難しさでした。今までの成功体験が通用せず、本番であせって失点を重ねてしまった人もいました。

標準の難しさであれば、学校ワークにこだわれば高得点は狙えます。しかし難易度に左右されず、どんな時も400点や450点といった高得点を取るためには、それだけでは不十分です。塾ワークまでやりこむなど、解ける問題のバリエーションを増やさなければなりません。

今回思ったような得点が取れなかった人は反省を糧に、求める勉強の水準を高めましょう。

定期テストで凄かった人たち。

続いて、定期テストで凄かった人たちを表彰します。ひと足先に実施された、中3の1月定期テストもまだ掲載していなかったので含めました。

★STくん 474点!
★OHくん 478点!
★SYくん 428点!
★OSくん 412点!
★TYくん 419点!
★MAさん 452点!
★OHくん 43点UP!
★THくん 31点UP!
★HSくん 23点UP!
★TEくん 49点UP!
★OHくん 408点!
★OHくん 462点!
★YIくん 437点!
★HNくん 399点!
★TYくん 450点!
★OAくん 31点UP!
★TAくん 42点UP!
★SMさん 37点UP!
★TYくん 33点UP!
★FMさん 59点UP!

中3は中学3年間の集大成、受験生らしく堂々とした結果を残しました。中2は勉強のやり方が板についてきて、自分の壁を乗り越えた人が多かったのが印象的でした。中1は難易度に関係なく、もっと安定して得点できるようになりたいですね。

次回は新年度、6月が定期テストです。皆さんの躍進を楽しみにしています!

どんな公立高校入試だった?

3月5日に北海道公立高校の入試が実施されました。道コンから予想得点が発表されたので、それをもとに入試を振り返ります。

<道コンSS・入試当日点換算表>

道コンSSSS50SS55SS60SS65
狙える高校北陵・平岸月寒・手稲・新川旭丘・国際東西南北
22年330364398433
23年279318356394
24年262301340379

※500点満点 ※SS=偏差値 ※SS50=平均点

ここ3年間の中で、一番難しい入試でした。平均点となるSS50で262点ですから、自己採点をして不安になった受験生が多かったはずです。

教科別の難易度でいうと、数学が簡単でした。実際に解いて驚いたのですが、最後まで難問らしい難問が出題されず、得点に差が出ずらい出題でした。そのため、数学が得意な人にとっては不利な回でした。

難しかったのは、社会・理科です。社会や理科は記述形式で考えを書き出させる問題が増えています。資料や実験の読み取りが必要な問題が多く、もはや社会や理科は「暗記教科だから得点が取りやすい」などと言えなくなってきました。完全解答も多く、ちょっとのミスが大量の失点につながりやすい作りです。

英語は「自分で英文を作って答える力」が求められるようになり、こちらも暗記が通用しにくくなりました。リスニングは英文を1回しか読まない問題が出ており、以前より難しくなりました。そうは言っても、小学生の頃から英語に親しんでいる人にとっては特別な難しさではないので、英語は数学以上に”やっている人とやっていない人の差”がつきやすくなりました

裁量問題が廃止されて2回目の入試でしたが、去年・今年と似たような傾向が続いているので、来年も同じ傾向の出題が予想されます。

そしてこの傾向は、定期テストにも反映される可能性があることを忘れてはいけません。実際に今年の定期テストは入試と同じく、数学が易しく、理科が難しい傾向が強かったです。注意してテスト勉強をしましょう。

中3の瞬発力と持続力が凄い。

というわけで、中3の皆さんお疲れ様でした。自己採点をして、道コン発表のボーダーラインは超えていても、結果が出るまで落ち着かないのは毎年のこと。信じて待つしかありません。

お世辞抜きに、今年の高校受験生たちは、みんながやるだけのことをやり切ったと思います。その姿勢は入試が終わった後にも良く出ていて、自己採点が終わったその日・次の日からすぐに高校の予習を始めていました。中には卒業式の日にも予習しに来た人がいて、私はひそかに感動していました。

先に合格が決まった推薦組の人も凄いです。手を止めずに受験勉強を続けて、今年の入試問題を解いて。終わったらすぐに高校予習に切り替えて。受験組と何ら変わりません。

きっと彼ら・彼女は、受験勉強を通して勉強が生活の一部になったのだと思います。だから入試が終われば元の生活に戻って、いつも通りに勉強する。なかなか出来ることではありません。同じ学力の人が集まる高校は、やった分だけ上位が狙えます。進学後の快進撃に期待しています!

3月~春期講習の勉強。

春期講習に先駆けて、講習用テキストの『春特』『カミングスプリング』を配布しました。これらは復習内容がコンパクトにまとまっているので、短期間で復習を完成させるのに最適です。

目標は、春期講習が始まる3月26日までに1周完成させること。特に今回は春休みが短いので、わずか5日間の講習(いつもの半分!)です。講習が始まる前にできる準備を済ませておかないと、道コンに間に合わなくなります。

道コンでSS60超えを本気で目指すなら、3周はくり返し勉強したいところ。そして講習が始まったらすぐに道コン過去問に取りかかること。道コン過去問は、時間が許せば2年分、3年分と解いてOKです。

新学年1回目の道コン、自己ベスト更新を目指して頑張りましょう!

新学年のテキストお渡し。

3月19日(火)から準備ができ次第、新学年のテキストを配布します。カバンにあきを作ってお越しください。

小学生小1~4: 2冊(国算)
小5・6: 5冊(5教科)
中学生中1・2: 5冊(5教科)
中3:10冊(定期+受験)

直近スケジュール。

3/21木2023年度通常授業 最終日
22金.23土振替日・自習日
26火春期講習 開始 ※30(土)まで
4/1月道コン 新小6~新小2
2火道コン 新中2・新中1
3水道コン 新中3
9火2024年度通常授業 開始

🐦 教室長松浦の”ボソッと” 🐦

▼良い意味で入試が終わった感じがしない。なぜなら、中3たちが入試後も変わらず勉強しに来ているからだ。なんて偉いんだ。▼一方で春の訪れはしっかり感じている。春期講習に参加する元気な小学生がたくさん来ているからだ。▼時間を忘れて夢中で塾プリントを解く新人たち。その真剣な眼差しは、中3のそれと変わらない。▼未来の受験生たちの成長が、楽しみで仕方ない教室長なのだった…。