loader image

【中3頑張れ!】受験までにやることまとめました。

こんばんは、北大コーチ松浦です。

最近、中3の生徒たちから「先生、受験までどうやって勉強したら良いの…?」と相談をよく受けます。きちんと学習方針は伝えているのですが、受験まで2ヶ月を切ってくると不安な気持ちが生まれてくるようです。

そこで、一人ひとりにこのような学習計画を作ることにしました!

[colwrap] [col2]

[/col2] [col2]

[/col2] [/colwrap]

 

実際は白紙のスケジュール表(一応pdfをアップしておきます!)に書き込みながら作っているのですが、せっかくならと思い、受験までの学習例として共有しておきます!

以下、テキストに起こしておきますね。

 

1月19日からの2週間(14日)

今日から始めたとして、1月19日(土)〜2月3日(日)の期間となります。

時期は、受験用テキストの「フォレスタゴール」の後半戦、「入試ファイナル」という部分を完成させます。
前半の「単元別ファイナル」は、入試問題の抜粋を解きながら入試の基礎を固める内容でしたが、後半の「入試ファイナル」は、同じく入試問題の抜粋を深い部分まで掘り下げて作られており、得点力に磨きをかけるための実戦的な内容となっています。

各教科20単元ずつなので、5教科で100単元となりますが、「2週間で完成できるかどうか」が気をつけるポイント。だいたい80単元に絞ると、14日で割って、1日5単元のペースで完成できます。1教科30分で解けば2時間半、1教科60分で解けば、5時間といった分量ですね。自分の解くスピードに合わせて調整してみましょう。ちなみに土日は、平日の2倍解くイメージです。

ではどこで20単元を絞るかというと、優先順位が低いのは国語かと思います。そもそも国語は日本語なので、勉強せずともそれなりに対応できますからね(もちろんやった方が、高い得点で安定しますが!)。国語でなくても、「得点が伸びそうな教科・単元」に合わせて絞っていくと良いでしょう。

この計画では2週間完成となっていますが、早く完成した分だけ、他の勉強にまで手が回ります。すでに冬休み前から取り組んでいる人はそれだけでアドバンテージなので、手を緩めることなくそのリードを活かしましょう!

2月4日からの1週間(7日)

2月4日(月)〜10日(日)の期間となります。

入試ファイナルで実戦的な力を伸ばしたら、実際に北海道入試の過去問を解きます。

一番の目的は、実際の出題傾向を肌で感じ「入試ではこういう形式で出るんだ。」とパターンをつかんでおくことです。全く同じ形式・問題である保証はまったくないのですが、少なくとも見たことがある問題は落ち着いて対応できるようにしておきます。道コンもほぼ同様の形式になっているので、違和感なく取りかかれるとは思います。

そして、全教科・全単元がバランスよく出題されているので、「あれ、こんなところで間違えた…!」など、抜け落ちがないかチェックする役割も果たします。中学3年間すべてが試験範囲なのですから、忘れていて当然です。すぐに復習して、記憶を蘇らせておきましょう。

ペース配分は、1日3〜4教科もやれば、見直しや復習の時間まで十分に取れるはずです。1教科45分を計って解いて、今の実力でどのくらい得点できるかチャレンジしてください。

2月11日からの1週間(7日)

2月11日(月)〜17日(日)の期間となります。

この期間は、裁量問題で受験する人はその対策を行います。使うのは、全国公立高校の入試過去問です。(過去記事を参考にしてください。)

[kanren postid=”5012″]

ただしこの計画では十分な時間が確保できていませんから、内容を絞って取り組まざるを得ません。都道府県を選んで、「1日◯県とけば全部で〇〇だけ進む」と、最初にどのくらい手がつけられるか計算しておきます。
優先順位で高いのは、数学です。理由は、問題のパターンを知っておくと得点になりやすい教科だからです。

入試ファイナルや北海道過去問が早く終わっている人は、この裁量対策の時間が十分に確保できるので、それだけ有利。心ゆくまで各都道府県の入試問題を解き進めてください。

ちなみに裁量問題が必要ない人は、飛ばして次の項目に移ってOKです。

2月18日からの2週間(14日)

2月18日(月)〜3月5日(火)試験当日までの期間になります。

いよいよ、入試まで2週間となります。
実はこの計画、「入試までのラスト2週間を取り除くこと」から書き始めているのです。

現実的な話しをすると、入試本番で実力を100%出し切れる人は、ほとんどいないと思います。緊張・プレッシャー・焦り・環境の違い・運命の分かれ道…ネガティブな要素のオンパレードです。
だからこそ、初めから「実力の80%しか出せない!」という前提に立っておく。そして最後の2週間は新しいことは勉強せず、今まで学んできたことを出し切るための勉強にこだわる。これが成功の秘けつです。

「数学の証明ができない…」→「1次関数を完璧に仕上げる!」
「理科の計算問題が解けない…」→「2分野は絶対に落とさない!」
「英作文が書けない…」→「リスニングは満点を取る!」

どうですか、この見事なポジティブ変換!
今までずっと苦手だったことが、たった2週間で劇的に出来るようになる可能性は、残念ながら低いと思います。0ではありませんが、リスクが高いのです。
あせって気持ちの余裕がなくなった時こそ、「自分に出来ること」で得点を取ることを考えてください。決して、難しい問題を解いたり、苦手を克服するのが受験ではありません。いまこの瞬間に、自分が持っている武器を全部使って、合格点を超える。このことに最後までこだわりましょう!

 


いかがでしょうか。
そしてこの後、3月5日(火)がめでたく入試当日となります!

残り時間が限られている時こそ、計画を立てることがとても大事になります。早く進められたら+α、別の勉強を加えることができますし、遅れてしまったら、優先順位を決めて計画を修正することができます。一番まずいのが、感覚で勉強を続けて「やばい、もう入試当日だ…」と直前に時間が足りないことに気づくパターンです。

上記スケジューリングは、中堅進学校(入試目標220〜230点くらい)の一般的な計画になると思います。ぜひ参考に、もちろんわからなければ個別相談もOKですので、残り時間を有効に使ってもらえたら嬉しいです。

中3生たちよ、がんばれ!

勉強お役立ち
個別指導北大コーチ