公立高校入試を終えて。

塾の日々

こんばんは、
北大コーチ教室長の松浦です。

昨日終わった、北海道の公立高校入試。

2022年度北海道公立高校入試 問題と解答:北海道新聞 どうしん電子版
道内公立高の2022年度一般入試(3月3日)の問題と解答を掲載します。

・裁量問題の廃止
・60点満点→100点満点
・英語リスニング+10%

などなど、入試改革元年だった今年の公立高校入試。
一通り解いてみたのですが、

楽しかった!

というのが、率直な感想です。

その要因として大きいのが、
暗記に偏った問題は大幅に減り、
身につけた知識を活用する問題が増えたこと
です。

「知識がなくてもグラフや表を読んで解ける」問題もあったので
賛否両論がありそうですが、
身につけた知識を使うことに主眼が置かれたのは、
個人的には好意的に評価しています。

例えば社会や理科などは、
暗記教科と決めつけてひたすら一問一答を覚えるのは、
時代遅れになるかもしれません。

「いまウクライナにロシアが侵攻しているけど、なぜそうなった?」などと、
社会情勢と教科書の知識を組み合わせて説明させたり、

「北海道は今年大雪だったけど、なぜそうなった?」などと、
身のまわりの現象と教科書の知識を組み合わせて説明させることが、
これから大切になると感じています。

教科書やワークに頼った勉強に偏らず、
家族でいろいろなテーマの話題に触れてみたり、
目で見て手で触って、五感をフルに使った遊びをしてみたり。
机に座るだけが勉強ではない、ということですね。

そして戸惑いが多かったのが、英語。

多くの生徒がリスニングで
「答えを考える間もなく、次の英文が読み上げられた…!」
と口にしていました。

今年から道コンのリスニングが難しくなっていましたが、
実際の入試はそれ以上だったのかもしれません。
配点が10%増えて35%になったのと相まって、
「英語を耳から学ぶ学習」の必要性が増しました。

その他の出題に関しても、
文法丸暗記の出題は減って、
英語の表現や英文を読み取る問題が増えていました。

理科・社会に引き続き、
英語も暗記だけでは通用しなくなっています。
英語を活用する勉強が、これからは必須となります。

全体としては、
裁量問題の導入初年度に比べて、混乱は少なかったと思います。

 

裁量問題は
「解ける人と解けない人がハッキリ分かれる」問題でした。

特に数学は階段状に難しくなるのではなく、
解けないレベルまで一気に上がる問題が出題されたので、
合格だけ考えるなら、南北高校以外は無理に解く必要がありませんでした。
(裁量問題を除いても、十分合格平均に達する状態だった)

 

今年から変わった入試については、
1から10まで段階的に、すべてのレベルの問題が出題されました

そういった意味では、
どんな学力レベルの高校でも、
正しく到達度がわかるようになったのではないでしょうか。

ただ、
最上位の南北高校では得点のインフレが起こっている気もするので、
そこについては来年修正がかかるような気がします。

とはいうものの、
中学校という限られた知識の中で、
不必要に奇をてらった問題で優劣をつけるよりも、
今回のような思考力を問う問題が多い方が、正しい方向性だと思っています。

来年も同様の傾向が続くはずです。

勉強は勉強でも、
従来でいう勉強以外のところに攻略のヒントがあるのではないか…。
私も指導をアップデートしていきます。

そしてずっと勉強を頑張ってきたすべての受験生たち、
とりわけウチの教室に通って汗水たらして必死に頑張ってきた塾生たち。

お疲れ様でした!

得たものを糧に、
次のステージでも邁進することを、心より祈っています。

 

おまけ。

公立入試当日に、自己採点はもちろんですが、
さらに高校の予習までした、
MRさん、OSくん、TEくん、USくん。
あんた方は、偉い!