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聞いて、話す英語。

こんにちは、北大コーチ松浦です。

すでに生徒さんにはLINEでお知らせしましたが、2022年4月から英語4技能学習アプリ『ELST』による勉強が本格的にスタートしており、来週末の4月17日(日)を期限に、第1回目の宿題を配布しました

そして教師側の端末では、こんな感じでみんなの学習状況が明らかに…!

ちなみに宿題配布の範囲ですが、中学生については今週配った『iワークの学習進度表』をもとに、学校の先取りとなるように出題する予定です。まだ最適な分量がわからないので、それを基準にしつつ、みんなの進み具合や生の声を参考にして調整していきます。

 

小5.6と中1.2.3が対象となるので、
「アプリの使い方がよくわからない」
「いまいち活用の仕方がわからない」
という人がいるのも、理解しているつもりです。

それでも英語の勉強が変わる大きな分岐点を迎えているので、どうしても勉強の仕方を変える必要があります。そのあたり二人三脚で向き合っていく気構えですので、わからないことがあったらどんどん質問してください、使っている端末を教室に持ってきたら直接やりかたも教えます!

さて、生徒から「どうして英語アプリを入れるの?」と質問がたまにあるのですが、その時によくこんな話をします。

「いきなり字を書き始める赤ちゃんっている?」と。

 

オギャっと生まれた赤ちゃんが急に達筆な字で、

「お母さん、産んでくれてありがとう。」

と文字を書き始めたら、ちょっと怖いですよね(笑)。
現実的には話すことすらもっと後なのですが、言葉を覚える順番は決まっています。

耳で聞く
 →口で話す
  →目で読む
   →手で書く

我々の世代はとにかく「書く」勉強に重きが置かれていました。

私が今でも鮮明に覚えているのが、中1の4月。中学校の新学期の宿題で「アルファベットのペンマンシップ」の冊子が配られたんですが、提出前日になっても終わっていなくて、ブロック体と筆記体を体感では30pくらいでしょうか、「やらずに先延ばしにしたあなたが悪い!」と母親に言われて、泣きながら書いた記憶があります…。

当時は英語を小学校でやらないので、発音よりも先に書く勉強が優先されていた典型的なパターンと言えますね。その後もネイティブに発音する英語の先生がいた印象はなく、英語を使った言葉のやり取りよりも、書いて覚えて、問題をたくさん解いた記憶の方が強く残っています。

 

そんな英語教育が近年大きく変革しており、従来は「書き」偏重の英語だったものが、大学入試や高校入試においては「聞く・読む」力を問う方向に大きく舵が切られています。

「なんでアプリを使うの?」

と質問をされることがあるのですが、まさにその入試に対応するためで、従来のような書くだけの勉強から脱却し、【聞く・話す・読む】というプロセスを加えるのが、今年の北大コーチの英語のテーマなのです。

※補足ですが、書く勉強も大事ですし、過去の書き重視を否定するつもりは全くありません。求められるものが変わった、という話しです。

 

ちなみに今年の公立高校入試は、当初の発表通り、思い切った変更がなされました。

リスニングの配点が35%(昨年比+10%)の配点になったのに加え、英語を読み取る力(読むスピード・知っている単語量)がより高いレベルで問われるようになりました。それは間違いなく、リスニングの出題割合が50%になった『大学入学共通テスト』の影響です。

やはり入試で差がつくのは数学と英語なので、今年の北大コーチの英語改革によって、受験を有利に戦えるようになることを期待しています。そしてこれから先は、中学校の定期テストにおいても同じような変更がなされてくると予想しています。

さぁ、アプリを活用して積極的に英語に触れましょう!

塾の日々
個別指導北大コーチ