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2020年学力テストAの範囲が短くなる。

各中学校で実施される、中3の学力テスト。
勉強の遅れに伴い、学力テストAの試験範囲削減が決まりました。

いくつかの中学校で同じ内容が確認できたので、学力テストAの出題範囲変更は、札幌市全体(北海道全体)で共通のようです。

範囲が短くなるのは当然の措置なのかもしれませんが、喜んでばかりはいられない、というのが思うところです。

以下に注意するポイントを上げておいたので、勉強の参考にしてください。

※8月26日追記、学力テストB/Cの範囲も削除になります。

受験へのしわ寄せ

まだ、公立高校の試験範囲の変更は、正式に発表されていません。

※7月10日追記、入試も範囲が短くなります

学校の勉強が遅れて、学力テストAの範囲が短くなるということは、従来勉強するはずだった内容が先延ばしになっているということ。公立高校入試の試験範囲の動向によっては、後でしわ寄せがくることも考えられます。

「きっと短くなる」などと希望的観測はせずに、
「どんな範囲であっても対応できる」ようにしておく。

短い=楽、などと決して勘違いしないように。

進路決定が難しくなる

学力ABCは、A→B→Cと進むごとに中3内容が追加され、範囲が広くなっていきます。
公立高校入試は中学3年間の全範囲から出題されるので、だんだんと本番の範囲に近づいていくイメージです。

ところが今年は、学力テストの範囲が削減されます。A→B→Cと範囲が広がったとしても、入試と比べてかなり短い範囲の中での出題となりそうです。

そのため、このような状況に陥る可能性があります。

本当の実力が計れない(範囲が短く点数が取りやすい)
 ↓
従来の志望校の合格ラインにあてはまらない(データが不正確)
 ↓
志望校が決められない(正しく判断できない)

余裕を持って学力テストの点数を取ったり、道コンなどの外部模試のデータを積極的に活用しながら進路選択をする必要がありそうです。

結局は高校で学ぶ

従来勉強することを先延ばしにしても、高校でその部分を学ぶことは間違いありません。

しかし高校は、わかるもわからないも自分次第。各中学校の学習進度に合わせて対応することは、あまり考えられません。「高校ではここの部分は授業で扱うよ、足りない部分は自分でやっておいてね。」で終わりです。

だから今やっておかないと、高校に進学してから大変な思いをする可能性が高くなります。もちろん受験をパスすることを最優先に考えるのはOKですが、「やった、やらなくてラッキー!」とはなりませんので、勘違いはしないように。

質量保存の法則。

中2の化学で出てきます。

質量保存の法則(しつりょうほぞんのほうそく、: law of conservation of mass)とは「化学反応の前と後で物質の総質量は変化しない」とする化学法則である。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)


今回の話も同じです。

今やるか後にやるかで、
苦労の総量は変化しない

だったら、先に苦労しておいた方が、絶対自分のためになります。
「ちょっと大変だな」と感じるくらいの環境に身をおいた方が、その分だけ成長できます。

これから定期テストに向けての勉強、そして夏期講習会で何を学ぶか。それはこれからの自分次第です。

受験につながる道筋は、塾の方で示します。
頑張ってついてきてください!

塾の日々
個別指導北大コーチ