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教室長から

教室長から

私が考える自立学習

皆さん初めまして。
北大コーチ教室長の松浦です。

北大コーチは「問題の解き方」よりも「勉強のやり方」を教える、ちょっと変わったこだわりを持つ塾です。「わからないところを教えるのが塾なのでは?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。

そういう私も昔は解法を教える指導、いわゆる一般的な塾の先生のような教え方をしていました。

するとどうでしょう。生徒は、私のところに答えを聞きに来るようになったのです。模範解答をよく読みもせず、自分で考えもせずにです。

この方法でも短期的には成績は上がります。しかし、人の頭を使って問題が解けても、本当の意味で自分のものになったとは言えません。これを続けていると”指示待ち”になってしまい、塾という存在がなければ勉強ができなくなってしまう恐れもあります。

だから北大コーチでは、型にはめるような指導はしていません。ゴールに至るまでの道筋は示しますが、きれいになぞるのか、あるいはちょっと遠回りするのか、はたまた自分オリジナルの道を発見するのか。生徒によって違って良いと思っています。

時には失敗もしますが、それも経験の内。結果的に自分で選んだ道のりの方が、私たちの想像を超えた成長を遂げます。【自立して学習する姿勢】を何より大事にしているのは、そのためです。

塾講師としてのあり方

気づけば私も塾講師の道を歩んで20年を超え、自分の娘の子育ても10年を超えました。

親の立場になってわかったのが、我が子の成長を願うばかりに自分の成功体験を押しつけたくなったり、始めから効率の良いやり方を勧めたくなったりすることが、思いのほか多いということです。そうなるだろうことは経験から理解はしていたのですが、実際は想像を超えたものでした。

先ほど『失敗が自立につながる』と言ったばかりで矛盾しているかもしれませんが、きっと親とはそういうものなのだと思います。

そこで出番なのが、親の代わりに勉強の面倒をみる私のような存在です。第三者だからこそ冷静かつ的確に接することができます。親は「よく頑張っているね!」とほめるくらいの立ち位置の方が、いろいろと上手くいく場面が多いような気がします。そうなるための協力は惜しまないので、頼りにしてもらえたら嬉しいです。

そしてこの勉強を教えるという仕事ですが、突き詰めれば突き詰めるほど、子育てとの垣根がないことを強く実感します。

例えば問題を解くというのは、他者に自分の考えを伝えるということです。数学だったら、答えそのものよりも、そこに行きつく過程を示すことの方が大事です。日頃から自分の考えを伝えられない人は、たいていその過程をうまく示すこともできません。

他にも、集中力が続く子は、姿勢が良いです。期限を守って勉強できる子は、時間や決まりを守ることができます。

このように、身のまわり一つひとつのことが、勉強と深く関わっています。自立学習とは、座って勉強するだけで身につくものではありません。

私の座右の銘は【毎日自分史上最高】です。塾講師として、そして父親として得た経験を常にフィードバックしながら、「今が一番良い!」と胸を張って言える塾を皆さんと一緒に作りたいと思っています。

一緒に勉強できる機会を、楽しみにしています。

教室長の紹介

松浦 孝明(マツウラ タカアキ)

塾経営の父の影響を受け、教育業界へ飛び込む。以来、一斉指導・個別指導・家庭教師として講師歴は20年超。現在は北大家庭教師センターの個別指導部門を立ち上げ、個別指導北大コーチの教室長を務める。

部長も務めた硬式テニスは、今も現役。一人娘の子育てに、日々奮闘中。趣味はハンドドリップコーヒーとキャンプ。札幌生まれ、札幌育ち。